2012年3月11日

先日の福島のチャリティー講演に同行させていただきました。3月11日は東日本大震災から1年ということもあり、この特別な日に、いまだ収束する兆しの見えない原発事故に苦しみ続ける福島で講演し、福島の方々を支援することは、とらこ先生が最も大切なことだと考えていました。支援というと、つい自己満足にも思える施しに陥りがちですが、とらこ先生はそれを通り越して、より深い慈愛に基づいた支援の形、被災した方々が自らの力で生きていくための方策を指し示し、導く。そこに重点を置いていたと思います。私なんかはまだ全然未熟なのでついつい、あれもこれも提供した方がよいのでは・・・などと思ってしまうのですが、もし自分が逆の立場だったらどうだろう、と考えてみると、震災から1年経った今、生活を元に戻して自分の力で歩いて行かなければならない、というときに、物資の支援はもちろんありがたいとは思いますが、今も蔓延する「不安」や「恐怖」にどのようにたちむかえばよいのか、など、自らの力で生きていくためのより実践的な智恵こそが最大の支援ではないかと感じました。実際、福島の方からそのような感想やお礼状をいただいておりますので、とらこ先生の思いは福島の方々に届いたのではないかと思います。ここで一つ紹介したいと思います。

とらこ先生、CHhomの方々へ

先日は、京都での大きな講演会を控えて多忙な時期にも関わらず、福島でのチャリティー講演会を開いて頂き、本当にありがとうございま
すm(_ _)m。商品の割引販売や、豊受の新鮮なお野菜も持参頂き…福島のホメオパシーファンも幸せだったと思います。
とらこ先生が、福島の人たちを、我が子のように思い心配し、そして信じてくれている事を感じました。
とらこ先生は、「あなたたちは一人じゃないよ」という、私たち福島県民が一番欲しているメッセージを、沢山沢山語ってくれました。
私自身ができること、ホメオパスの方々ともコンタクトをとって、今後の事を考えて行動していきたいと思います。
私は主婦ですが、できる事は有ると思います。
とらこ先生が沢山の対策を持ってきてくれました。
とらこ先生はアクティブプラントも福島の為のレメディーも沢山考えてくれました。福島の需要はさほど多くないにも関わらず…採算など考えずに…沢山の希望を与えてくれました。
とらこ先生が対策も必要なものも揃えてくれました。
これからは、私達が、頑張る番ですね。

磐梯山より大きく、猪苗代湖よりも、深い感謝の気持ちを込めて。

そのほかの感想など、詳しくはこちらの講演の様子をご覧ください。
とらこ先生福島チャリティー講演「やっぱりわが町が好き!卑下する事なかれ福島!」

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とらこ先生はいつも「苦しいからこそ、気づきが起きる。」と言っています。これからおそらく、今まだ苦しみの渦中にある福島・東北が日本で一番最初に目覚めていくのではないか、そのように感じます。悲惨な状況を経験したとき、また、目の当たりにしたとき、悲しみとともに衝動的にわき上がる「何とかしたい!人を助けたい!」この感情こそ人間の本質なのではないか、震災に関連して数多くの美談を聞くにつけ、「人間は、本来このような存在だったのだ・・」と、我に返ります。数え切れないほど多くの方が亡くなられ、たくさんの町が失われた悲しみ・苦しみはとても言葉に表すことはできませんが、残された私たちは、その多くの犠牲を無駄にしないためにも、図らずも露わになったこの人間の本質を大切にし、生きる原動力にしていくことができればと思います。

今回の福島講演ではむしろ、わたしたちのほうが苦しみの中でも力強く生きていらっしゃる福島の方々に勇気づけられました。私たちよりもずっと多くのことを経験して学び、先を歩んでいらっしゃる福島・東北のみなさまに遅れることなく共に進んでいけるよう努力しなければ・・そのようなことを今回福島を訪問して強く感じました。

ありがとうございました。
そして、ここであらためて、震災で犠牲になられた多くの方のご冥福と、被災地のみなさまの一日も早い復興と繁栄を、深くお祈り申し上げます。

◆3/20(春分の日)には、京都にて「日本の農業と環境シンポジウム」が開催されます。放射能、農薬など深刻な環境問題に農業からどのように対処していくのか、識者の方からご提言をいただきます。これからの時代を自らの力で生き抜くヒントがたくさん得られることと思います。是非ご参加ください!CHhom各校にも中継予定です。詳しくはこちらの特設サイトをご覧ください。