【静岡函南3月11日(火)】【丹那豊受エキネシアプロジェクト】
東日本大震災からちょうど3年の2014年3月11日、静岡県函南町の丹那盆地において、JA函南東部と日本豊受自然農の共同プロジェクト、「函南丹那エキネシアプロジェクト」が始動しました。この計画は、もともとJA函南東部にて農地の有効活用のため、農地として使用しつつ太陽光発電を導入する「ソーラーシェアリング」を行う計画があり、その太陽光発電パネルの下にハーブを栽培するとしたらどんなものがよいか、と相談を持ちかけられたことが始まりです。豊受自然農では、北海道洞爺や静岡函南でハーブ栽培の実績を積み重ねており、そのノウハウ提供が可能でしたが、話を進めるうちに計画そのものに豊受自然農が協力させていただくことになりました。由井代表が函南の地で栽培することを選んだのは、エキネシア。ハーブとしての効果効能が明確なことと、栽培や管理のしやすさ、そして、なによりとても魅力的なピンク色の花が観光資源となり、函南・丹那の活性化につながることが決め手となりました。プロジェクトは、まず3反の農地を苗場として使わせて頂き、種から育ててある程度の大きさになったら、さらに大きな畑へと移植していきます。
エキネシアは2年後くらいから花を咲かせるでしょう。花の季節には鮮やかなピンク色と芳香が丹那盆地を包むことになると思います。それは訪れる人々を癒してくれるに違いありません。
本日は、その苗場に種を播く記念すべき第一日目となりました。ボランティアスタッフと豊受メンバー、総勢30名にて作業を行いました。プロジェクトの始動を祝うかのような抜けるような青空の下、富士山に見守られながら、大きくなれよと声をかけ一つ一つ手作業で丁寧に種を播いていきました。種まきは3時間後には終わり、最後に豊受自然農の自然農法で必ず使用する植物活性液「アクティブプラント」とエキネシアハーブ酒「マザーチンクチャー」を撒布して作業終了となりました。
木曜日には雨が降るとの予想があり、このまま無事発芽してくれることを祈りたいと思います。
終了後は、日本豊受自然農函南本社へ移動し、豊受自然農特製ランチをみなで頂きました。その後、圃場へ出て14時46分、サイレンの鳴り響く中、富士山に向かって東日本大震災の犠牲者の冥福と、日本の復興を誓い、黙祷を捧げました。
ご協力頂きました、ボランティアのみなさま、ありがとうございました。引き続き函南丹那エキネシアプロジェクトではボランティア作業員を募集しております。函南・丹那の活性化にご協力頂ける方、農薬・化学肥料不使用の安全な圃場で農作業を楽しみたい方、豊受の美味しいご飯を食べてみたい方などなど、ふるってご参加頂きたく、お願い申し上げます。
農業で日本と日本人の心の復興を目指していきましょう!