グリホサート問題への情報提供

とらのこ会時代からの方から メールと電話でお願いをいただきました。農薬の使用をとめるために、農水省・環境省が作成しているリーフレット 「農薬飛散による被害の発生を防ぐために」の存在を知らせてほしいということでしたので、「ほめ日記」にも掲載し情報を共有させていただきます。

いただいたメールの内容

(メール引用ここから)
日本では、環境と人体に有害だとされ、世界中で禁止されている除草剤成分グリホサートが流通しています。

人体への影響は、発がん性の他に、アレルギー、自己免疫疾患、発達障害、認知症、腎臓障害、肝臓障害その他多くの疾患に影響がある事が分かっています。

ホームセンターには山積みされ、私有地、空き地、駐車場など至るところで使用されています。

除草剤は、一般市民が通行する住宅地、公道、歩道のすぐそばで散布されていることが多く、知らずに吸い込んでいる方が多いのではないかと思います。
農薬による健康被害は、急性中毒よりも慢性中毒が多く、数時間、数日後に症状がでる場合もあります。

しかし、日本で農薬中毒など生活環境の影響を問診する医師は皆無です。

日本は農薬大国であるにもかかわらず、農薬による健康被害が見えなくなっています。健康被害を可視化する取り組みが必要です。

農薬・除草剤の問題について、一人でもできる行動があります。

一人でも多くの方が、以下の意見を地域の行政機関や、地域の方に伝えていただきたいです。

居住している市区町村の、住宅地における農薬使用に関する担当窓口に連絡をして、農水省・環境省が作成しているリーフレット 「農薬飛散による被害の発生を防ぐために」(PDF:1,008KB)を、 地域内のあらゆる施設に掲示していただくよう、お願いする。

リーフレットは以下のページで確認できます。

住宅地等における農薬使用について:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tekisei/jutakuti/
このリーフレットには、住宅地ではできる限り農薬・除草剤を使わない管理を心がけることや、農薬に頼らない管理方法、農薬を散布する場合は周辺住民に事前周知が必要だということが書かれています。

この内容には強制力や罰則はなく、努力義務です。大切な内容ですが、このリーフレットの内容や存在はほとんど知られていません。

日本では農薬問題に感心を持つ人が少なく、山地、草地が多いことや、 高齢化や過疎化もあり、一般市民でも農薬や除草剤を使う人が多いのではないでしょうか。

できるだけ多くの人がこのリーフレットを見て、安易に農薬や除草剤を使用する人が減る事を願っています。

他にもできる事があります。

地域の議員に連絡して、同様の相談内容を伝える。地域内の周知啓発を後押ししていただく。
地域の公民館、コミュニティーセンターに、上記リーフレットの掲示していただくよう、お願いする。

地域の自治会回覧板にて上記リーフレットを回覧していただく。

農薬・除草剤散布による健康被害があれば、都道府県の相談窓口に連絡する。各都道府県の相談窓口連絡先は、上記農水省のページに記載あります。

農薬や除草剤を吸い込み、健康被害を受けたと思われる場合、中毒症状については農水省のページにもリンクされている 「農薬中毒の症状と治療法について 」という資料から 自分自身で確認する事ができます。
資料内の「グリホサート剤」のページに、多様な中毒症状が記載されています。

農薬中毒の症状と治療法について(作成:農薬工業会)
https://www.jcpa.or.jp/labo/poisoning/

その他、地域の販売店に、食品成分由来の除草剤を販売していただくようお願いする。なお、ダイソーでは数年前から、市民の要望に応じ、グリホサート販売せず、食品成分由来の除草剤を販売するようになりました。

たとえ小さな声や行動でも、数が多ければ大きな力になると思います。

参考:
世界中が禁止するラウンドアップ 余剰分が日本市場で溢れかえる | 長周新聞
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/1179
環境脳神経科学情報センター
除草剤グリホサートの毒性
https://www.environmental-neuroscience.info/pesticides/herbicides/entry47.html
除草剤グルホシネートのヒトへの毒性
https://www.environmental-neuroscience.info/pesticides/herbicides/entry47.html

いただいたメールの引用ここまで

その後 直接、電話をいただき この事実を全卒業生など伝えてほしい、コングレスの場で紹介してほしいと依頼がありましたので、CHhomスタッフブログで情報共有します。以下メールをその方には返信しております。 

CHhomスタッフからお礼のメールを、これまでの取り組みについての説明つけて送りました

情報提供と提案ありがとうございます。CHhom事務局です。

ご連絡遅くなり失礼します。

今回メールをいただきましたグリホサートの情報を広めたいという気持ちは大変有難く思います。

私ども由井代表も、自家採種のタネ、NONGMO、NONグリホサートの問題には20年来、取り組んでおります。広く知らせるには、いただいた内容をCHhomのスタッフブログ等「ほめ日記」等で紹介する形がよいと考え、アップさせていただきました。

あわせて、日本豊受自然農の取り組むも紹介します。

また、グリホサート問題も大事ですが、同じように緊急性を要するワクチン、パンデミックによる健康危機、が様々農薬(ネオニコチノイド)などによる土壌の崩壊、食の安全の問題、さらに食料危機による飢饉すら起こりえるような食料安全保障の問題なども、実は緊急対策が必要な情報であると考えております。どれを優先するか悩ましい問題ですが、まずは大事な情報を知り、解決策を皆で提案共有化していくために、今回2022年10月15日(土)、16日(日)にJPHMAコングレスを開催いたします。オンラインでも視聴できますので、ぜひご参加ください。

また、日本で報道されないグリホサートの問題にも光を当てた山田正彦さんが制作のドキュメンタリー映画「食の安全を守る人々」にも、日本豊受自然農としてクラウドファンディングで協賛しています。グリホサートなど農薬に汚染された食事を将来ある子どもたちがとらないようにと、山田正彦さんが発起人で10月26日にこの数千名規模で開催されます「全国オーガニック給食フォーラム」にも協力要請があり、PRなどでの動員協力、協賛などでイベント成功を応援しており、こういった連携も含めて多くの人にグリホサートなどの問題の真実を知ってもらって立ち上がってもらえればと願っております。有料参加ですがオンラインでも会場参加でも可能です。よかったらぜひご参加ください。

https://morinohito.net/information/4455/

以下は 私どもの取り組みです。

遺伝子組み換え・ゲノム編集・F1雄性不稔などの種の問題、これらとセットで使われるモンサントの除草剤ラウンドアップなどのグリホサートの問題は私どもも非常に大きな問題だと考えており、日本豊受自然農創設のとらこ先生は2002年に農業を始めた段階から取り組んでした。 自然な種、自家採種、無農薬、無化学肥料、土壌菌など菌、虫、鳥たちなど生きとしいけるものの命を慈しみ、大自然やご神仏様にも感謝する農業が、そして、国民、消費者が目覚め、自然農が普及し、日本豊受自然農で提供しているような栄養あり安全な食品を消費者が購入するようになることが、大事であると、これらの解決策につながるとの思いから、授業で、講演会でシンポジウムで、コングレスで、上映会で、一環して、これらの問題を学生、卒業生含む、とようけ会員への教育告知活動を行っており、学生、卒業生で知らない人間はいないと思います。

実際2011年東日本大震災の年、日本をこの未曾有な大災害から復興していくためには、安心安全な食の提供こそが最優先課題であると、とらこ先生が全スタッフに宣言しています。同年、この活動をもっと本格的に展開していくために、静岡県函南町に農地を取得して、農業生産法人として大規模な自然型農業に取り組む決定がなされました。

なお、GHQの日本の国力を骨抜きにする政策の延長で、日本の農業・農家がしっかり守られない、保護されない政策が戦後ずっと続いています。農業従事者の平均時給は数百円とも言われ、一次産品の販売だけでは自然型農業は採算がとれず、自然農を広げていくことができない状況です。機械化・IT化も含めた六次産業化を行うことにより、若者にも給料が払える魅力ある産業に日本の農業をしていく必要もあると考え、2011年に農業法人として事業を開始しました。

2012年には、広く社会に、自然型農業な安心安全な食が大切であるということを情報提供、教育していくことが大切であると、第1回日本の農業と食を考えるシンポジウムを開催いたしました。

2012年の夏、とらこ先生が 北海道 洞爺農場から全国各地のCHhom7校に同時中継で「自家採種の種が最も大事な多くの理由」を講演しています。

同日に、遺伝子組み換えのタネとグリホサートの問題を告発する映画「モンサントの不自然な食べ物」の映画上映を行っております。同年、インドで、自然な種、NonGMOの世界的活動家のヴァンダナ・シヴァさんをとらこ先生が訪ね、情報交換も行っています。

https://toyouke.com/library.html

また映画「遺伝子組み換えルーレット」完成時には来日したジェフリー監督とのインタビューを行い

グリホサートの問題を動画、新聞にて公開しています。

そして、そのインタビューが縁で日本でもこの問題の最前線で取り組む印鑰智哉さんなど関係の方々もご縁ができ、以来、農業と食を考えるシンポジウム、コングレス、映画上映会、みなのTVなどでも、継続一貫して、この農薬、グリホサート問題を、取り上げてきており、現在はゲノム編集食品などにも取り組むため、OKシードプロジェクトに所属して、ゲノム編集の問題を社会に発信しています。

昨日、 NONGMO、グリホサートなど食の安全の問題に取り組んできた印鑰智哉さんに6月の「日本の農業と食を考えるシンポジウム」で講演いただいた動画をアップされましたら2800名以上の方が視聴されています。 まずは本当に伝えていく、知ってもらうことからだと私たちも感じております。

さらに、ゲノム編集などの遺伝子編集技術を応用してつくられたm-RNA 新型コロナワクチンは、空前の薬害を生み出していますので、この問題の解決は緊急の課題だと思います。

取り急ぎ、情報提供の御礼と、このブログで情報を共有させていただきます。おっしゃるとおり、言うだけでなく実践が大切です。多くの人が深く気づき、行動を起こすことで社会もよくなっていくと思います。あわせて私たちの現状の取り組みも紹介させていただきました。

                       CHhomスタッフ