JPHMAコングレス7日(土)学術大会初日は素晴らしかった、2日目も楽しみです

その場に居合わせた人にしかこの実感は伝わらないかもしれませんが、本当にすごい内容の学術大会初日となりました。日本復興へ、その中でホメオパシー的生き方、考え方が大きな役割を果たす使命が見えた大会初日でした。

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ぜひ、初日の以下速報のページもご覧ください。

学術大会1日目 午前中速報
http://jphma.org/congress2013/2013/12/2013127-1-1.html
学術大会1日目 午後、パーティー速報http://jphma.org/congress2013/2013/12/2013127-1.html
参加者の感想
http://jphma.org/congress2013/2013/12/20131271.html

心に残った初日のコングレスと、2日目への期待をレポートします。

大会長挨拶は、まさに、皆様にそのままお伝えしたいような内容ですので、そのまま引用します。

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「こうしてJPHMAの大会が明治神宮でできることを本当に嬉しく思います。日本人は、古来から神々に深く帰依してきたからです。

今回のご来賓のキューバのブラチョ博士は、国を上げて病気予防にホメオパシーを使いました。キューバのカストロさんは素晴らしいと思います。

インドのマンチャンダ博士は、ホメオパシーを広げる外交官のような立場で大変ご多忙にも関わらず、この2日間のコングレスのために日本に駆けつけてくれました。ホメオパシーを認めたガンジーさんは、素晴らしいと思います。日本も同じようになればと願っています。

18年前の日本には、ホメオパスが私一人しかいませんでした。私は一人ぼっちで、たくさんのクライアントに接してきました。それから、日本のホメオパスは、どんどん増えて、今では600名のホメオパスが育っています。私はもう一人ではありません。みんなと一緒にホメオパシーを広げていく。ハーネマンに助けられた命ですから、ホメオパシーのために私の人生を捧げて頑張ってきました。インドやキューバなど、他国のホメオパスが助けてくれなければここまで頑張れませんでした。日本は、他国に比べれば、まだまだホメオパシーの歴史はまだまだは浅いです。しかし、薬害に苦しむ多くの日本人をみていったことで、日本でのホメオパシーの研究が急速に発展を遂げました。私が難病患者を目の当たりにするたび、常にハーネマンに問いかけてきました。「症状があれば病気は治せる」とハーネマンは言いました。症状がある限り、私が持つ技術で、苦しむ人々を治していきたい。そして、ホメオパシーで身体・心・魂を治し、一人一人一生懸命、ご自分の人生を生きられるように願います。」

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そして1日目の由井会長の発表も素晴らしかったです。「日本と日本人を復興するカギは自然農にある」と、なぜホメオパシーだけでなく、自然農やインナーチャイルド癒しまで取り組む必要はあるのか、由井会長のホメオパシー的生き方につながる哲学を語られ、いつもながら食の農の重要性を多くの人に気づかせるその真摯な呼びかけには心に響くものがありました。

後半は医原病、その中でも重篤な健康被害を広範囲に広がり続けている子宮頸がん予防ワクチンの問題に対して、3つのホメオパシーで対処している臨床ケースの映像を紹介し、始まったばかりですが、ZENメソッドによる成果が上がっているケースが紹介されました。ホメオパシーの臨床治療例がこの難病の治癒に希望の灯をともした画期的な発表となりました。今回の子宮頸がん予防ワクチンの被害の深刻さと被害者の家族の中には、経済的にも本当に困窮されていることに、由井会長が胸を痛められ、子宮頸ワクチン健康被害へ、JPHMA、日本ホメオパシー本部は無料で対処する方針も打ち出しています。まずは苦しんでいる被害者へ希望が示せるよう、対処法の確立が急がれると感じました。

また、東日本大震災への由井学長が先頭に立っての災害対策活動の映像上映にも多くの方が見入っており、大きく参加者のみなさんの胸に響いたようです。由井会長は大会2日目は「インナーチャイルドと心の病」という、もう1つの日本復興への大きなテーマについて、歴史の問題も含めた発表を行います。

そして、JPHMA会員の酒井由紀子氏の 「小児の脳腫瘍の治療においてホメオパシーでサポートしたケース」では、ZENメソッドや、癌に対して大きな成果を上げているインドのバナジープロトコルも参考にし、患者に寄り添ったホメオパスとしての丁寧、適切な対応で、成果を上げており、発表からは、ホメオパスになっても、謙虚に学び続ける姿勢には頭がさがる思いでした。子供の病気がよくなることは、母親の喜びや生きる希望につながるので、治す、改善させるということの重要性を感じました。

Sakai_hom_01森山知加子氏の 「攻撃行動と痙攣発作がホメオパシーによって改善した犬のケース」は、CH1期生と、第4学年を学んでいる中での症例改善報告ですが、犬のてんかん発作や、危険な噛みつき行動が、ビデオでの記録などもしっかりとあり、顕著に改善していった事例は、動物へのホメオパシーの有効性を明確に示す事例で多くの人に見てほしいと思いました。この事例では犬のしつけなどを教える教室もひらいている森山氏がホメオパシーのレメディーに加えて、飼い主のしつけ方も並行して指導することで、改善していっており、ペットに関わる幅広い方々にホメオパシーが広がっていくことの大切さを感じました。よくなっていった時の飼い主さんの家族の笑顔というものが嬉しいですね。

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松尾敬子氏の「20年間続いたリウマチが改善したケース」

難病の臨床ケースも多い、松尾ホメオパスの、治癒に導くことへの執念を感じさせる発表でしたが、そのバックグラウンドには、病理的な知識を持っての症例の卓越した分析能力がありますが、クライアントの症状の変化や治癒のヒントにつながる特徴を注意深く観察する能力を磨くことの大切さを感じました。由井会長もそうですが、難病でもZENホメオパシーメソッドで次々と成果をあげている事例を公表していくことはホメオパシー療法の実力を多くの人たちに知ってもらうには、とても大事なことだと感じました。

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豊受自然農の米丸輝久氏「自家採種を続けて」

種から自然にこだわることの重要性を、あらためて認識させてくれる発表となりました。ハーブは、種が自然なものが多いのですが、野菜は、もともと品種改良して人間が食べやすいように形を変えているものだから、自家採種で収穫ができるようになるまで何年も収穫にならなくて、その中から苦労してできた、たとえば1本のナスの種から、自家採種、そして、農薬、化学肥料を使わなくてもしっかり育つ種ができてくるという、誠に忍耐と根気のいる作業をされていることがよくわかりました。最後に「自家採種ほど、当たり前で理にかなった農業はない」といった発言の中に、自然農に対する信念のような力強いものを感じました。そういったものがないと続けていくということは大変なのだと思います。Yonemaru_01

これらの事例は全て地道な活動の中に、結果としてホメオパシーが大きな成果をあげている事例で、ホメオパシーが普及することが、どれだけ国民の健康に、農業に動物に大きな恩恵を与えるかを実感させられました。

2日目は、新城英一さん、工藤聖子さん、豊池明子さんの3人のホメオパスが治癒症例発表をメインステージで行います。さらに、加えて、昼食休憩時には、数々のホメオパシーの改善ケースが掲示されたポスター発表のプレゼンも第一研修室で行われることになりました。こちらも楽しみです。

また今回は、来賓の発表も珠玉でした。

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川田薫先生の発表、世界初、生命誕生実験に成功し、またホメオパシーにもつながるミネラルをごく微量添加することで水の粒子が三次元構造化することを電子顕微鏡写真撮影の成功で世界で初めて実証、そして、ラットでの魂の重さの測定実験などから、従来の科学では分離されていたモノと意識をつなぐ、これからの新しい科学に行きつくまでのストーリー、その新しい発想から生まれる夢のような科学技術の送の時代へのお話は、ワクワクさせるものがありました。

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インド政府のホメオパシー部門を代表して今回のコングレスに駆けつけてくれた政府ホメオパシー中央研究評議会のマチャンダ長官の発表は、国民の48%がホメオパシーを使いホメオパシーが第一医学となっているインド政府が日本のホメオパシー発展に協力表明をしたという意味では本当に大きな意味を持つ発表となりました。最後にマンチャンダ氏は締めくくりとして、「ホメオパシーの分野で日本とインドが協力できることを嬉しく思います。日本との関係を今後も深めていけれることを期待しています」との言葉で締めくくられました。8日(日)には、現代インドでも最も尊敬されるホメオパスの1人として、自ら30年来ホメオパスとして活動してきてのご専門で、ホメオパシー病理の基礎でもあり、深い理解が必要な「ホメオパシーでの皮膚病への対処」というホメオパシーを学ぶものにとってはとても大切な内容の発表をいただきます。

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キューバ国立のフィンレイ研究所のブラチョ博士の講演では、ホメオパシーのレメディーを使った感染症予防の研究を開始。レメディーは、様々な効果やメリットがありながら、ワクチンと違って、生産方法は簡単で、費用があまりかかりません。A型肝炎、デング熱、レプトスピラ症のいずれでも、レメディーを使うと、症状が悪化せず、回復が早くなり、入院期間も減少。発症率自体も減少するため、ホメオパシーによって、感染症を予防・治療できることがわかりました。予防接種という方法によらずとも、ホメオパシーを使った感染症予防が有効であることを実証する発表がなされ、ブラチョ博士の「キューバの英雄ホセ・マルティは、「真の医学とは治癒するものではなく予防するもの」だと言いました。現在の世界には、ホメオパシーが必要です」との言葉に会場から大きな拍手が起こりました。 8日には、ユニークさが注目され、理想の医療体制とも評されるキューバの医療の中でどのようにホメオパシーが利用されているかについても発表していただく予定です。

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パネルディスカッションでの各パネリストの発言もとても充実した内容で、全編聞いていただきたいような内容でした。

パネルから合流し学術大会2日目に、「自虐史観を越える日本・歴史の真実」をテーマに従軍慰安婦問題の真実を徹底解説していただく藤岡信勝客員教授からは、日印の国交正常化の60周年の天皇皇后両陛下のインド訪問のエピソードに加え、通常は歴史教育では教えられない日本が先の大戦でインドの独立にいかに貢献したかという実話は、インドのマンチャンダ長官を迎えて、歴史の真実の面からも日印の心をつなぐ素晴らしい話となりました。藤岡客員教授は、パーティーの席でも、同じく日本の歴史教育では教えられていない聖徳太子が初めて使った「天皇」という言葉の起源についての話もあり、パーティー会場では大きな拍手も起こりました。12月8日(日) 実は、日米開戦 真珠湾攻撃から72周年の節目となるこの日に、明治神宮会館で行われるJPHMAコングレスで、藤岡客員教授と、由井会長の2名が、日本の歴史の真実について語ることは大きな意味があるように感じます。

8日(日)は、FACEBOOKなどでの日本人知的革命を推進する内海聡医師が、「「彼ら」にだまされないために ~真医学と次世代の子供へ~」というテーマで発表されます。西洋現代医学の医師でありながら、「真医学」を、いかに私たちが真実を知らされていないか、「真医学」の歴史にも焦点を当てた話になると思います。

そして、高橋正好博士は、マイクロ・ナノバブルという微小な泡が持つ不思議な特性を医療に、漁業に、農業に環境浄化に応用している事例を発表されます。ナノバブルはホメオパシーの解明にもつなる未来の研究分野であり、最新の研究成果を含め発表いただきます。

また、パネリストとしてのみ登壇された来賓の先生方からも、JPHMAのホメオパシーの活動を応援するメッセージをいただきました。日本経済人懇話会の神谷会長からは、日本のホメオパシーや、自然農などの活動を率いる由井会長のリーダーとしての人間的魅力の素晴らしさに言及され、今までこのような女性のリーダーに会ったことがないと人間性に惚れたと絶賛されました。

国際和合医療学会の代表をつとめ、高輪クリニックの陰山院長は、ホメオパシーはバッシングもありましたが、21世紀には、様々な面で、日本でもホメオパシーが、医療において重要な役割を果たす時代が到来するという見解をされ、ホメオパシー、JPHMA活動への応援エールをいただきました。

また、CHhom(ホメオパシー統合医療専門校)でも病理学の講師をつとめ、癌での統合医療的アプローチでは、ゲルソン療法や千島学説の実践家としても知られる酒向猛医師は、JPHMAの教育の中で、現代西洋医学の病理や実態についても詳しく学んだ上でホメオパシー療法を行うという教育姿勢を高く評価され、今後日本でもホメオパシーがより大きな役割を担う時代が到来するだろうというという予測を話されました。

実際にCHhom学生としても由井会長のもとで学びながら、池尻クリニックを昨年5月に開業された高野弘之医師からは、JPHMA提携クリニックとして開業することで、クライアントの多くの方と、医療の問題について、本音で話せることや、ホメオパシー的な知識も行かせることに喜びを感じて仕事をされていることなども報告されました。

また他にも、自然農の材料で作った昼食 豊受弁当、無添加の味噌や、今年も人気の種から自然農にこだわったポテチなども人気でした 洞爺ほめ水やあったかハーブティーの提供、名物にもなった秦理事の開会宣言、弁護士でもある秋山理事の法的な説明。Kaikaisengen_02

そして地球まわしなども印象的でした。

今回は、ホメオパス、ファミリーホメオパスに加え、インナーチャイルドセラピスト、ホメオパシー自然農従事者も加わり感動的な認証式となりました。Nintei

JPHMA会員としてJPHMAの1年間の活動を振り返り、今を感じた年次総会、来場者にも好評だったブース出展や、その特典なども人気大賑わいとなりました。また100通応募いただいた「わたしのマザーチンクチャー ブレンドコンテスト優秀賞のアイデアが発表され、表彰式が行われました。

また、明治神宮会館に轟いた岩舟武蔵太鼓による魂に響く素晴らしい演奏もよかったですね。Musasidaiko_01

津軽三味線では日本を代表する演奏家の山本竹勇氏、田澤竹真氏によるパーティーでの演奏。津軽じょんがら節や2人の即興演奏などの披露も日本らしさを演出。素晴らしかったです。

池尻クリニックの高野弘之院長をリーダーにしたJPHMA会員による南京玉すだれ隊のパフォーマンスは日印カンファレンスに引き続き、会場も、海外、国内来賓に大受けでした。

唄は何か心と心をつなぐ役割があるのかもしれません。言葉では語りつくませんが、すばらしい大会第1日目となりました。やっぱりホメオパスとホメオパシーを学ぶ学生にとっては、年に一度のお祭りですね。

2日目 8日(日)にも期待!

http://jphma.org/congress2013/cat5/