第3回 日本の農業と食のシンポジウムで来賓講演された元農林水産省の岩元睦夫氏が春の叙勲で瑞宝中授章を受章しました

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昭和の日に発表された春の叙勲で、NPO法人 元氣農業開発機構、農業生産法人 日本豊受自然農、一般財団法人 日本ホメオパシー財団日本ホメオパシー医学協会で共同主催で行われた第3回日本の農と食のシンポジウムで「自然との共生社会のおける『農』の役割」と題して来賓講演された元農林水産省農林水産技術会議事務局長の岩元睦夫氏が春の叙勲で瑞宝中授章を受章しました。春の叙勲受章者は5月に皇居で行われる伝達式で出席されます。誠におめでとうございます。

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(関連部分抜粋)

初日午後の講演は、元農林水産省技術会議事務局長の岩元睦夫氏が登壇し「自然との共生社会における『農』の役割」と題して、「成熟した日本社会のこれからの課題は『持続可能社会』が大きなテーマ。持続可能社会を実現させるのは、低炭素社会(省エネ)、自然共生社会、循環型社会(リサイクル)の実現が不可欠。共生社会における農の役割を熱く語った。

来賓講演 岩元睦夫氏
「自然との共生社会における『農』の役割」

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午後の最初の発表は、農学博士で、元 農林水産省農林水産技術会議 事務局長 岩元睦夫氏。

東日本大震災から3年が経過した今。この機会に「自然との共生」という観点から、日本のこれからの「農」の役割についての講演です。幕末以前の日本は、「農は国の基」という農本主義に基づき、国策として農業が重視されてきました。しかし、明治以降は工業が発達。戦後に先進国となるまで、日本における農業の位置づけや食料自給率は、徐々に低下していきました。現在、40%にまで下がった自給率を上げるには、供給を増やすのももちろんですが、国産食品の消費も増やす必要があります。しかし、欧米型の食生活に慣れた現代は、食品や飼料の大部分を外国からの輸入に頼らざるをえない状況です。農業には、農産物輸出入などの経済活動や食糧を供給する「業」の機能だけではなく、自然・環境の保全や、伝統技術を継承する「農」の機能もあります。現在の日本の農業は、経済規模的には非常に小さいものですが、国民の食料を支えるために、不可欠なものです。成熟した日本社会のこれからの課題は、「持続可能社会」が大きなテーマです。持続可能社会を実現させるのは、低炭素社会(省エネ)、自然共生社会、循環型社会(リサイクル)の実現が不可欠です。これらは、日本の農業が大きくかかわっていますと日本の農業の大切さを熱く語られました。

▼岩元睦夫氏の発表は、シンポジウム特設ページでも紹介されています。

http://www.toyouke.com/kyoto2014/2014/03/post-56.html

▼2014年オアシス春号ではシンポジウムの様子が11ページにわたりカラーで特集記事として掲載されています。

http://www.homoeopathy-center.org/toranoko/oasis.html

▼環境農業新聞2014年3月30日付でも5ページにわたって特集が組まれました。※日本ホメオパシー医学協会メディア紹介ページ等でも記事紹介予定です。

http://jphma.org/index.html