7月21日(土)ロンドンでの「ホメオパシー的予防セミナー」で由井学長、トレバー・ガンさんとともに、ジョイント講演を行った米国ホメオパスのシーラ・ワトコットさんですが、今回の講演をいただいて、その人となりも含めて、母性というか、お母さんの子どもの健康を思う愛情こそが今のシーラワトコットさんの情熱を支え。「真の免疫の追究」という素晴らしい映画制作に結び付いたことが、あらためてわかりました。シーラ・ワトコットさんのお母さんは、がんになられ、お医者さんに関わられたそうです。そうして、ワットコットさんがまだ若い頃、母親が抗がん剤・化学療法、放射線療法を行い、その弱っていく母親のために、何かできないかとワットコットさんはオーガニックな食べものや栄養療法を勧め、そういうものを摂っていると、お母様も少しに元気になるという状況だったそうですが、ある日、お姉様がお医者さんに母親が食事や栄養療法をしていたことを告げると、そのお医者さんは、自分の行っているがん治療の妨げになると、これらの療法の併用を禁止し、やめさせたそうです。お医者さんを100%信じていた姉は食事療法をすぐにやめさせると、本当にほどなく母親は悪化して亡くなられたそうです。
次にワトコットさんを襲った試練は、娘さんのMMRワクチン接種での髄膜炎でした。
MMRのワクチンで重篤な後遺症を受けた娘さん
ワトコットさん夫婦は、なかなか子宝に恵まれなかったため、中国をはじめ海外の恵まれない子を次々と引き取り、3人の養子を育てていたそうです。そしてやっと恵まれた子宝の娘さんですが、MMRワクチンをうけた直後、娘さんの健康状態は激変し、髄膜炎の診断を受けました。MMR接種前には、あまり予防接種には関心を示さず、詳しく調べていなかったそうですが、娘さんが重篤な状態に陥って、MMRの副作用について初めて詳しく調べて、この予防接種の副作用に、髄膜炎をはじめ娘さんが苦しんでいる症状がそのまま出ていたそうです。そうして、その頃、ホメオパシーと出逢い、娘さんの症状をホメオパシーでもケアしていく中でご自身も数年間勉強されホメオパスとなられたそうです。そうして、今は、ホメオパシーや食養生などの自然療法のおかげで、その娘さんも健常児として大学生になられたそうです。
母と娘の出来事がきっかけで、自らもホメオパスとして、自身や家族の健康問題に悩む多くの方に、寄り添い、ホメオパスとして関わっていくうちに、健康について多くの方が誤解し、健康や免疫の真実を知らないことが、不幸の原因であることを悟り、これらを多くの人に気づいてもらうために今回の映画「真の免疫の追究」に結び付いたそうです。
今回、とらこ先生がトレバー・ガンさんとジョイントセミナーを行うので、一緒に講演を打診したところ2つ返事で快く引き受けてくれたそうです。そうしてワットコットさんの今回の講演内容もとても心に響くものでした。
▼予告編
映画「真の免疫の追究」は制作段階の構想した時期は1本の映画で検討されていたようですが、実際にこの分野で専門の方々をインタビューしていく上で、とても1本の映画には収まり切らない分量の内容になったため、シーラ・ワットコットさんは、エピソード1から3までの3部作として公開されることにしたそうです。
オランダでのとらこ先生のインタビュー風景
実際のインタビューをしてみて、ワットコットさんは、由井学長の実践や症状や感情はありがたい、またホメオパシー的予防やZENホメオパシーのフィロソフィーに感服され、この3部作のドキュメンタリー映画の中でもメインの出演者の1人として、とらこ先生は1部と2部で出演することになりました。
ロンドンでとらこ先生との再会を喜ぶワットコットさん
まず、第1部のエピソード1は、今春公開され、このエピソード1の日本語テロップ版が、JPHMA、CHhomの協力で、今回のセミナーに間に合い上映されました。健康とは何か、免疫とは何かを様々な専門家の先生方がインタビューに答え、現代人が何を健康に生きる上で勘違いし、現代の医療のどこに問題があるかを浮き彫りにしていく内容は本当に見応えがありました。そしてワットコットさんをはじめ複数のホメオパスや医師がホメオパシーが、体を害さないすばらしい療法であることも紹介しています。由井学長は、ワットコットさんも頼りにしているという真の免疫の立場からお母さんや子供の健康に取り組む現代医学の医師や、MMRと自閉症の関係を明らかにする論文を発表したウェイクフィールド医師、カイロの先生や学者、患者さんなど様々な方のインタビューに混じり、「症状はありがたい」という真の免疫を追究する中では大事な発想の転換の部分でインタビューに登場します。こういった映画を見て、多くの市民や医療、健康関連に従事する方が行動や考え方を変えれば、世界が変わります。この映画にその役割の一端が担われることを期待したいと思います。
第2部では、真の免疫を追究する実践者の声が中心に紹介されます。なんと今回、シーラさんが、映画公開前にも関わらず、今回のジョイントセミナーでの上映会に配慮して特別に由井学長のインタビュー部分に日本語版テロップもつけ、自らの講演の中で紹介してくれました。映画自体ももちろん英語でインタビューに答えているのですが、自らの生い立ちや経験、考え方を語るとらこ先生がよどみなく心を打つ言葉で語られた内容にも感動した。エピソード2の完成、そしてその日本語版の完成と上映が待ち遠しいです。
【参加者のアンケートから】
●午後のシーラ先生の「真の免疫」の映画もとてもとても良くて何回も見たいです。
●細菌を生命体と捉え相互作用するというシーラさんのお話などどれも心に響く講演でした。とても面白かったです。
●3人の先生方から素晴らしいお話をお聞きし大変勉強になりました。今まで普通の学校で学んできた知識がいかに間違っているか良く分かりました。一年生でホメオパシーを学び始めたばかりで驚くような話が多いですが頑張って勉強していきたいと思います。
●シーラさんのプレゼンテーションとムービーも大変興味深く、様々なエクスパートの話はホメオパシーの考え方とルーツは同じなのだと感心しました。ありがとうございました。
●シーラさんのおっしゃる偏見のない観察、クライアントに自信を持たせることが治療の核ですという言葉がとても印象に残りました。
●シーラ先生の話も、真の免疫の道の映画も素晴らしかったです。今日一日一連のつながりのある規格で非常に面白く、大変わかりやすく楽しい1日でした、また、今日聞いた事を知る・理解するところに自分が今、いるということにも、感動してしまいました。先生方、スタッフの方々、ありがとうございました。
●映画「真の免疫」は多くの専門家の考えを聞くことができとても勉強になりました。人間の体も自然の中の一部、常にバランスをとろうとしています。それをじゃましないこと、自分の体も心も大切にすることを心がけていきます。ホメオパスを目指し勉強します
●シーラワトコットさんのお話もとても良かったです。もう一度見たいと思いました。恐怖心についてとても納得ができたし治療家にとってそれを考慮して患者と接していくことは大切だと思いました。
●恐怖というのは私の大きなテーマでもあったのでシーラ先生の映画はとても興味深いものでした。愛の力で恐怖を手放していきたいです。