市販のお茶は”飲む農薬”?「みなのテレビ」 第16回から、お茶の残留農薬の話題

緑茶の健康効果は本来とても高いもの。
ですがそこにもいろいろと問題があるようで…

5/10(火)放送のInstagramライブ「第16回 みなのテレビ」では
静岡の六本松農場から「茶摘み&日本のお茶文化」のライブ配信をお届け。
①緑茶の健康効果
②国内のお茶を取り巻く「農薬問題」 について紹介されています。

動画はこちら⇒⇒https://www.instagram.com/p/CdXnQKYg9w8/
茶摘み→蒸し→手揉みの加工工程と、畑の中での野点(のだて)の様子をお楽しみください♪

①緑茶のカテキンについて

緑茶に含まれるカテキン(ポリフェノールの一種)には、さまざまな健康効果があります。
 ・血栓予防
 ・悪玉コレステロールを下げ、ガンの予防に
 ・粘膜や内臓に張り付く脂を溶かす
 ・血糖値上昇効果
 ・体内の抗酸化作用
 ・虫歯、口臭予防

②知ってほしい!ネオニコチノイド農薬の危険性

一方で、オーガニックでない市販のお茶には実は多くの農薬が散布されている現状があります。2018年に北海道大学の池中教授を中心として行われた検査では、すべての検体(茶葉-39検体、ペットボトルのお茶-9検体)から残留農薬のネオニコチノイドが検出されました。

  ~ネオニコチノイド系農薬って?~
●たばこに含まれるニコチンに似た構造を持つ農薬。90年代初頭に開発された
●浸透性がある(水に溶けやすく、内部に浸透するため洗っても落ちない)
●残効性がある(土壌に長時間残留する)
●神経毒性がある(他の農薬と混ぜた時の複合毒性が強い。体内で毒性が増幅することなどがわかっている)
●哺乳類の脳発達にも影響を与え、自閉症やADHDなど発達障害のリスク因子になるという警告も

植物の受粉を担うミツバチたちが大量死を引き起こす原因となっているため世界的には禁止していく動きが高まっており、「疑わしいものはとりあえず使わない」という予防原則のあるEUをはじめとして、近年は各国で規制強化されつつあります。

・・・が、日本では。
2015年以降、農水省によって基準値が段階的に規制緩和。 


それを受けて、日本農薬工業会も
「国が定めた残留基準地内だから安全であり違反ではない」
と主張したうえで、今もなお、茶葉生産の現場では、ネオニコチノイド系農薬の散布は積極的に続けられています。

ネオニコチノイド系だけにとどまらず、国は茶葉に対して、160もの農薬で独自の残留農薬基準値を定めて、その数値は野菜より3-300倍も高く設定されている現状があります。

「世界で行き場を失った農薬が日本に大量にやってくる」
という懸念の声も上がっています。

~参考リンク~
◆「日本の基準はゆるすぎる」緑茶の飲みすぎは”農薬中毒”を引き起こす
https://president.jp/articles/-/42270
◆ネオニコチノイド系農薬はもういらない
https://www.actbeyondtrust.org/abt10th-report02/
◆EUで使用禁止の農薬が大量に日本へ
https://news.yahoo.co.jp/byline/inosehijiri/20200912-00197982

『豊受農園の採れたての無農薬茶葉を、蒸して揉んで、その場で飲むとびっくりするほどおいしかった。農家は流通に乗せるために、農薬を買って撒かざるをえない状況があって板挟みになっている。無農薬のお茶農家が当たり前になって“飲む農薬”なんて汚名は、一日も早く返上して本来の健康でおいしいお茶を取り戻したい』

と、とらこ先生は話します。

少数派ですが、こだわりを持って無農薬の茶葉生産を続けている農家もいます。

「農薬によるリスクを避けるために、安心安全なものを選んで買う」
という視点を消費者一人一人が心がけ、意識の高い農家を直接応援して購入することで、日本の茶葉生産が見直されていくかもしれませんね。

日本人の健康維持を助けてきた栄養たっぷりの本来のお茶を当たり前に飲める日が、一日も早く来ますますように。

豊受自然農では、みなさんにお届けする充分な量を収穫して商品化できるように、これからも一層茶葉生産に励んでいきたいと思います。
今後とも、応援よろしくおねがいいたします。

▼こちらのお茶もおすすめです▼
無農薬茶葉と、心身のエナジーを高める植物がブレンドされた
豊受自然農の「めぐみ茶」
https://mall.toyouke.com/index.php/product/771

【めぐみ茶の霊的見解】相手のために尽くしたい。相手の役に立ちたい、相手の求めるもの、求めることを提供したい。相手が良くなることを心から魂レベルで望み求めるようになる。