豊受自然農では雄性不稔のF1種を使わず、在来種の種を育て、さらにその年に採れた作物の種を選抜し、次の種まきに使っています。
自家採種をして、種をつないでいくことには非常に重要な意味があります。
動画は「洞爺農場でとったスナップエンドウ」
選抜されていない1年目の固定種/10年自家採種した固定種
一目で驚くほどの違い、ぜひご覧ください!
何世代もその土地に合わせて子を作って来た自家採種の種は、
一言で「強い」といえます。植物自身が環境適応するためです。
種子種苗メーカーへの依存をなくすことも、日本の農業にとって大きな意義があります。
「野菜の栽培に使われるほとんどが外国から輸入された種」といわれる昨今で、海外への依存ではなく、種を買わずに国内で生産することは、本質的な意味での食料自給率とも直結する重要な価値があるのです。
農家にとって「種子種苗の購入」という経済的な負担も減らすので、農家の自家増殖する権利がずっと守られることは日本の農業にとっては価値があります。
農家が種取りすることは、本当に大切なのです。
【今年4月から施行された種苗法の問題点について-印鑰智哉さん】
https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2020/12/01/46161/