田植え風景から考える、食料自給~「みなのテレビ」第17回は農地をテーマにお届け

日本列島、田植えの季節。
日本の主食を支える稲作にフォーカスすると
私たちの未来を揺るがす、この国の農地事情が見えてきました

5/17(火)放送のInstagramライブ「第17回 みなのテレビ」では
「田植え」のライブ配信をお届け。

動画はこちらから⇒⇒https://www.instagram.com/p/Cdpm6e0gePN/

国際情勢を背景に、世界的な食料危機がすぐそこに。
各国ともに食料の自給自足が、緊迫感を増す事態になっています。
そんな中で、日本の農業に差し迫るのが
「農地をどう蘇らせていくのか?」という問題。

①耕作放棄地を「誰が取得するのか?」

豊受自然農では、農家の方が手放した耕作放棄地を
あらためて開墾することで使っています。

離農者が増えた日本では耕作放棄地はますます増えていて、
とても重要な問題となっているからです。

ライブ配信では、稲担当の豊受農民たちが田植えについて苗づくりの工夫や田畑の整備の大変さとやりがいを語っています。田植えの風景とともにぜひご覧ください♪

営農を継げる人がいなくては、
中国など海外資本の企業や個人の投資家たちが
大規模に農地取得して日本の農業経営に参入してしまう――。

日本の農地を取得する企業や国によっては、
利益や収穫高しか考えずに、強引な手法で農業がおこなわれたり
環境への負荷をかけながらやっと作られた作物が、国外に持ち出されたり…。

そう考えると、耕作放棄地の理想的な使われ方が
今後さらに課題となってきます。

葦などで藪のようになっていた伊豆の国市金谷地区。この1年半ほどで日本豊受自然農のスタッフが一丸となって耕作放棄地を開墾・整備し、こんなに豊かな田んぼ&ハーブ・エキネシア畑になりました。
地域で水争いが起こらないように、80mの水のパイプラインを引いたり、ユンボをいれたり、畦を外して区画整理したり、暗渠をつくったり農業といっても土木工事です。
もう1度、日本全国にこのような水田風景を復活していきたいですね ♪

「荒れて放置した土地を求めて、外国勢からの大規模買収が進んでいる。先祖から受け継いできた日本の土地を、今後どれだけ守れるか。というところが、この国の未来にとって本当に重要なんです」
と、とらこ先生は語ります。

②どのように、田畑づくり/土づくりをするのか?

もちろん、営農中の農家たちにも、非常事態が起きています。
とくに「肥料価格の高騰」については国内の農業を直撃。

ロシアの侵攻で肥料高騰 食料輸入に加え国内の農業生産もピンチ
https://www.j-cast.com/trend/2022/05/04436569.html?p=all

日本は化学肥料の原料をほぼ全て輸入に依存しているため、
慣行農法を営む農家たちからは悲鳴の声が上がり
農水省が肥料の供給国に調査団の派遣を検討する事態となっています。

ウクライナ情勢 肥料価格にも影響で農水省が調査団派遣へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/0634ca19dd7e379d6f3eab371d9894fbb8f8a354

しかし、そもそもオーガニックな土づくりなら、
土壌を汚し、私たちの健康を奪ってしまう化学肥料を使わなくても済むはず。

豊受自然農は、落ち葉や竹粉に土壌菌を混ぜた独自の堆肥で
土を蘇らせながら、化学肥料を使わなくてもふかふかの土で
肥沃な土づくりを実践しています。

ミネラルを多く含んだ元気な土壌なら、栄養価の高い作物がよく育ちます。

「人の健康維持にとって欠かせないミネラルは、植物が与えてくれる。その植物は土壌で錯体化されるミネラルを吸収するから、ミネラルをたっぷり含む土壌こそが大切」と、とらこ先生はいつもおっしゃっています。

六本松農場付近の竹林。筍もたくさん採れます!

豊受の土づくりの秘訣については
また改めてご紹介させていただきますので、おたのしみに♪

土地に起こっている問題は、そのまま私たちの身にも起こること。

「顕在化する問題(症状)は、私たちの生き方を見直すありがたい機会」とZENホメオパシー的に置き換えれば、人類が農業や食を通して環境への感謝を取り戻していくのはまさに今なのかもしれませんね!

日本の土地で、日本の人々の食べるものを、安心安全な方法で作っていく。
基本だけど、大事なこと。

私たちの意識を今よりもう少し、農業と食に向けましょう。
自分たちから、家庭菜園から、できることを始めてしまいましょう!

豊受式の自然農には、解決策があります。

地球の環境のため、生きとし生けるもののため、
この国に生きるみんなのために、
少しでも多くの方に豊受式自然農が広まるよう、
鋭意努力してまいりますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

★今週末5/21は10時~農園イベントを生放送!【とらこ先生と行く函南自然農体験ツアー】
最新情勢にまつわる「食料危機&備蓄」の大事な話題をお届け予定です。
とようけTV⇒https://ec.homoeopathy.ac/product/3146

★ツアー参加も若干の空き枠あり!
ご検討中の方は、自然農に親しむこのチャンスをお見逃しなく。
函南ツアー申し込み⇒⇒
https://www.homoeopathy.ac/event/21303/

日本の農業と食をめぐる最新の問題をより深く知りたい方はこちら

【第14回】日本の農業と食を考えるシンポジウム
『食料危機を乗り越える鍵は “豊受式” 自然農にあり』
6/18(土)10:00~18:00予定 東京校ライブ、大阪校中継、オンライン配信

 ☆職員採用のお知らせ☆彡
【日本豊受自然農で、木材からのオーガニックな土壌づくりをしてみませんか?】

豊受グループではこのたび、周辺の広い竹林や、地域の間伐材を利用した堆肥づくりを拡大することにしました。

つきましては
 ・森林/竹林整備のスタッフ(2名)
を募集いたします。

木材や竹は発酵させると素晴らしい堆肥となります。林業と一体化再生を基本とした土壌づくりを広く行っていく予定です。

自然農にご理解のあるかたは、ぜひお気軽にお問合せください♪農業や加工などそのほかのスタッフについても募集しています。

電話03-5797-3371(採用担当)
eメール(jinji@toyouke.com)