遺伝子組換食品の安全性などTPP問題の本質が国会の場で公表される<br /> ~サンケイしか詳報しなかったその歴史的な党首討論の内容をCHhomが全文公開します~  

4月17日に国会で行われた党首討論会で、日本維新の会共同代表の石原慎太郎議員(前東京都知事)が、TPP問題、遺伝子組換食品(GM食品)の安全性についての重大な事実を公表しました。また、政府の対応策につき、質しました。
これに対し安倍総理が歴史的ともいえる重要な発言を行いました。

しかし日本のほとんどの大手新聞はこの極めて重要な答弁を詳しく報道しませんでした。そこで真実を伝える教育を行っているCHhomとして、これらの情報を「ほめ日記」を通じて公開いたします。なぜならマスコミがしっかりと伝えないからです。

今回の党首討論会では、石原共同代表は、英国のバスダイ博士のラットを使った衝撃の安全性試験の実験結果(映画『モンサントの不自然なたべもの』でも紹介された)を公表しました。
さらにTPP交渉前の事前の交渉の際に、東京都が実施しようした遺伝子組換の材料を使っていることを示すステッカーについて、アメリカが使用してはならないと要求してきた事実を公開しました。上記の米国の対応につき、石原共同代表は、「こんなものを野放図に許したらTPPもあったものではない。
人を殺してでも、ものを売ればよいという、そんな国家のエゴが通るわけはない。
とっても大事な問題で、ぜひこれを忘れないで、厳命して、絶対、一歩も譲らないという、こういう交渉を続けてもらいたい。これはある意味でね。
このTPPの問題の非常に象徴的な問題になると思います。」 と発言。
これに対し安倍総理が「食品の安全、消費者の健康、最大の国益でありますから、すでに交渉当事者に対して、この点については、絶対譲ることはできないという点につきましては、厳命はいたしております。」と答えた。

国会で1国の首相がこのように発言しています。
政府は、国民の健康と安全を最優先して、TPP参加の判断に当たっては、この食の安全の確保、国民の健康という最大の国益を最優先して日米間で絶対に譲らず国家間の交渉をしてください。そして国民1人1人が、その交渉経過を監視する必要があると思います。

ところが、安倍総理が最大の国益と発言した今回の党首討論の内容は、なぜか日本のほとんどの大手新聞は詳しく報道しませんでした。
主要紙ではサンケイ新聞だけが、詳しく紹介しています。
(※インターネット検索では、読売新聞と毎日新聞は、1~2行で短く伝えています。朝日、日経は「4月17日」「党首討論」「TPP」「石原慎太郎」というキーワードでは掲載記事がヒットしませんでした。)
国民の利益のためにマスコミが報道していない典型的な例だと思います。
そしてそのサンケイ新聞(インターネット版)でさえも、重要な部分を報道しませんでした。
それは映画『モンサントの不自然な食べもの』でも公表された、英国のバスダイ博士の実験結果で、遺伝子組換食品をとらせたラットでは「前癌細胞が増殖の可能性が高まって、脳や肝臓や睾丸が委縮しですね、縮小してですね一部には肝委縮もみられ、生殖能力が落ちる」という核心部です。本来伝えるべきマスコミが正確に伝えないため、この「ほめ日記」で、今回の国会での党首討論のYOUTUBEでの発言部分と、YOUTUBEからテープ起こしした文章を公開することになりました。ぜひ視聴、そしてお読みください。

バスダイ博士の安全実験は数ケ月間のものでした。
さらに、フランスのカーン大学のセラニーニ教授は2年間に渡ってラットを使った極秘実験を行いました。
その極秘実験の衝撃の研究結果が昨年世界で公表され大きな反響を呼びました。
しかし日本のマスコミは、この歴史的な研究結果を報道しませんでした。
この実験をスタート当初から密着取材し映画化した話題作が『世界が食べられなくなる日』(日本語版)です。

そして、とらこ先生のスペシャルリクエストで、この映画の上映会が、公開前緊急上映会としてこの連休期間に実現しました。

Photo

5月5日(日・祝)のとらのこDay 15:30~、そして、5月12日(日)18:00~の2回開催されます。
なお、上映許可がとれた東京校、名古屋校、大阪校、福岡校の4校共同、同時開催をいたします。
(札幌、沖縄、姉妹校のRAH英国本校では配給元との関係で上映許可がとれませんでしたのでご容赦ください)

また、とらこ先生の主催者挨拶も当日予定されています。
今、これからの時代を生きるために、もっとも大切な情報を知らせる映画になるかと思います。ぜひ万障繰り合わせの上、またお誘い合わせの上、今回の上映会にお越しください。

すでに、日本でも、主要な畜産物(肉、牛乳)の飼料が遺伝子組換の大豆やコーンに置き換わっています。肉・乳製品を食べることで大量の遺伝子組換作物を結果的に食べています。また加工食品のほとんどに米州産の遺伝子組換の大豆やとうもろこし由来の材料が入っています。

そして、農業においても懸念される状況が起こっています。
輸入飼料に混じって、アブラナなど、一世代限りの自殺する遺伝子組換のターミネーター種子と国内の種との交配が起こっており、汚染が全国各地で広がっています。
不自然な種との交配が進むということは、メキシコの在来種のコーンがそうであったように、取り返しのつかない植物の遺伝子の汚染という問題を生むのです。
主食のコメでも遺伝子組換のタネの実験・開発がなされています。
日本人が対岸の火事ですまされる状況では既にないことをまずは自覚する必要があるでしょう。

▼石原慎太郎共同代表の国会党首討論youtube映像(2013年4月17日)

TPP問題は8分過ぎから12分まで

http://www.youtube.com/watch?v=Y1G0A0diInM

▼上記youtube関連部分

(石原慎太郎共同代表討論 TPP関連部分 全文テープ起こし)

【引用】「(前略) もう1つさらに申し上げたいのはTPPの問題でありますけどね。ここに私、妙なものをもってきていますけど、(ステッカーの貼ったビンとフリップを示しながら)、ここにはね。非常にお目のとまりにくいと思いますが、小さな小さなステッカーがはってあります。
ここに。これはね。この遺伝子組換農産物に関してね。やっぱりカスタマーがね、やっぱりこれに対して危惧をいだく人がいると思いますから。この製品は改良型の要するに食べ物ですということを明示するためにですね。まあ、こういうステッカーをつくって日本で最大の消費である、要するに首都圏ですね。東京を中心にした埼玉、神奈川、千葉県でね。3000万人近いカスタマーがいるわけですから、これを貼らせることにしたんです。ところがね。側聞しますとですね。事前の交渉の中でアメリカがこれを嫌ってね。とにかく、この日本で販売するアメリカ製のDNA改良型の食品から、要するにこのステッカーを外せと言っているそうだ。これは、私は論外の話だ、こんなことを許したら国民が激怒しますよ。とにかくね。この問題についてはいろんな問題があって賛否両論がある。
たとえばそのイギリス人のこの問題に関しては、アータッド・バスダイという博士が、この問題に大変危惧をいだいて、はっきりコメントを出していますけれども、とにかく、これを食べさせたモルモット、ラットは非常に健康に障害をおこすと。前癌細胞が増殖の可能性が高まって、脳や肝臓や睾丸が委縮しですね、縮小して一部には肝委縮もみられ、生殖能力が落ちる。私はですね。どちらを選ぶかというと、絶対に遺伝子組み換えの食品はとらない。私はね。国民をモルモット化することを好まない。ということを発言している。
こういう事態がありながらね。アメリカは売ろうかなということで日本がね、カスタマーの、国民の、消費者の健康を守ろうと思ってやったこのステッカーをですね。外せって言っている。これは論外な話でね。これは、こんなものを許容したらこの政府は消費者全体を敵に回すことになりますよ。これは厳に首相から厳命して交渉当事者にこの問題だけははっきり日本側の主張を通させてもらいたい。こんなものを野放図に許したらTPPもあったものではない。人を殺してでもものを売ればよいという、そんな国家のエゴが通るわけはない。これは、私は、とっても大事な問題で、ぜひこれを忘れないで、とにかく厳命して、こういうことで絶対、一歩も譲らないというこういう交渉を続けてもらいたい。これはある意味でね。このTPPの問題の非常に象徴的な問題になると思います。
これはね。国民の安全、健康というものをいかに守るかということをね。放棄したというですね。そういう政府はね。国益を放棄したのと同じことになると思いますから、これは1つ強く念頭に置いてがんばっていただきたい。それで、もう1つ加えていいますけど、尖閣の実効支配というのは、具体的に、どういう形で今の政府は尖閣諸島を実行支配しているのですか。)

(安倍総理)「まず、はじめに。食品の安全、消費者の健康、最大の国益でありますから、すでに交渉当事者に対して、この点については、絶対に譲ることはできないということについて、厳命はいたしております。尖閣についてございますが(以下略)」

【テープ起こし引用終わり】

(参考)
とらこ先生が、昨年8月インドを訪問時に、環境活動家のヴァンダナ・シヴァさんから紹介され、翻訳掲載許可をいただき、日本豊受自然農のホームページに紹介の記事

THE GMO EMPEROR HAS NO CLOTHES 『GMOは裸の王様』
A Global Citizens Report on the State of GMSs Synthesis Report
GMOの現状に関する地球市民の報告 統合報告

http://toyouke.com/library.html

Photo_2

写真の説明:

イリーナ・エルマコヴァ (Irina Ermakova)による実験:同じ年齢のラットに対するGM(遺伝子組み換え)大豆(ラウンドアップ・レディー)の影響;左側は対照群ラット、右はGM大豆を与えたラット、子供並みの体長、体重である。

■CHhom 連休講演会

CHhomでは、連休期間中、
以下のような内容をテーマにした講演会や上映会を開催します

・遺伝子組換やF1(雄性不稔)でない自家採種、在来種
・固定種の自然な種を使った自然型
農業の大切さやマザーチンクチャー(ハーブ)の魅力
5月3日 ナチュラルシードネットワーク代表 石井吉彦氏、とらこ先生
・遺伝子組換食品や食品添加物、農薬などによる食原病の問題
5月5日 とらこ先生

・『世界が食べられなくなる日』上映会 (上映挨拶 とらこ先生予定)

5月5日5月12日CHhom東京、名古屋、大阪、福岡4校同時開催)

・ワクチンなどによる医原病の実態と子どものかかる病気への対処

5月5日 日本ホメオパシー医学協会提携 池尻クリニック院長 高野弘之氏、とらこ先生

・環境問題(PM2.5や放射能対策)上映会(5月4日 とらこ先生

・自然農の野菜・ハーブからできた安心安全な化粧品と美容について
5月5日 とらこ先生

・現代人の心の闇 インナーチャイルド(=アダルトチルドレン)癒しの実践上映(4月29日 とらこ先生

・ホメオパシー(教育)、eラーニングを含めたオープンキャンパス 上映&質疑等(5月6日

▼イベントの予定詳細や参加者特典
http://www.homoeopathy.ac/