とらこ先生のロンドン講演後のインタビュー動画が公開されました

▼動画リンク
https://www.youtube.com/watch?v=FSkMjiJ-IFk&list=PLaBzdfvihJjENNl1xR3R-savd9Kw-QroE&index=1
https://www.youtube.com/watch?v=O3EyF_7rt0o&list=PLaBzdfvihJjENNl1xR3R-savd9Kw-QroE&index=2
https://www.youtube.com/watch?v=hVoqVCr4FE4&list=PLaBzdfvihJjENNl1xR3R-savd9Kw-QroE&index=3
Photo
コリン・ファーレー氏による由井会長インタビュー(YOUTUBE)が、ルイーズさんの英国ホメオパシー関係者の人気ブログ「Homoeopathy Heals Me」にも掲載され公開されました。★日本語訳も合わせて紹介します。★
Interview with Torako Yui, Japanese Homeopathic Doctor.
日本のホメオパシードクター、由井寅子氏インタビュー
by Chiron Health Choices
Byカイロン・ヘルス・チョイス
Dr. Torako Yui single-handedly brought homeopathy to Japan and has a huge following.
This interview was conducted at a Seminar in London on 25th July 2015.
由井寅子博士は、一手にホメオパシーを日本にもたらせ、現在は多くの人々が後に続いています。このインタビューは、2015年7月25日、ロンドンでのセミナー時に行われました。
▼英文記事リンク
http://www.homeopathyheals.me.uk/site/front-page/111-frontpage/4407-interview-with-torako-yui-japanese-homeopathic-doctor<訳 RAH英国本校スタッフ>
(日本語訳)
当時、私はイギリスに住んでいて、テレビ局に勤めていました。
ご存知のようにとても忙しい仕事で、ついに私は潰瘍性大腸炎になってしまいました。
潰瘍性大腸炎はとにかくとても克服するのが難しい病気です。私は腸から大量の血が出てしまい、2年近く苦しみました。
まず私は従来の医療に頼りました。ステロイドです。2年苦しみましたが何も効きませんでした。そして私は中国のハーブ治療(漢方)に行きましたが、そこでも何も効きませんでした。そんなある日、私は夢を見ました。ホメオパシーの夢です。夢の中で、「同種のものが同種のものを治す」という言葉が、私の耳に聞こえてきました。この治療があなたを助けるよと、夢が教えてくれたのです。私はイギリス人の同僚に聞きました。彼女は「あぁ、それはホメオパシーですね」と教えてくれました。そして私はマーティン・マイルズさんというホメオパスに会いに行きました。彼は8年ほど前に亡くなられていますが、本当に素晴らしいホメオパスでした。しかし当時私は、彼がすばらしいホメオパスだとは信じられませんでした。なぜなら、乳癌からできているカシノシンという砂糖玉ひとつ、もうひとつはヒ素からできているアーセニカムという砂糖玉ひとつ。何度も希釈浸透しているから副作用など心配しなくても良いと彼は言いましたが、しかし私はヒ素や他人の癌などという物体を、摂取するのはあまり好ましく思えなかったからです。でも、£50も払って貰ったレメディーを摂らないのも嫌で、そのレメディーを摂ってみました。そして1週間ぐらいたったとき、好転反応のようなことが起きました。高熱が出たのです。42.5度の熱が続けて10日間出てきました。私はとても衰弱してしまい、この時点ですでに1週間経っていましたけれどもマーティンさんに電話をしました。高い熱が出ているけど、どうしたらいいのかと。すると彼は「よくやった!これで君は治るよ」と言って電話を切ってしまいました。ですから私はもう、待つしかありません。その10日後、私の身体の中で何か変化がありました。下血していた時は、夜中にトイレに15回ほど行かなければならず、大量の血が出ていたのですけれども、その数が次第に減っていったのです。
なんというか、穏やかな気持ちになり、と同時に体が自分の力で治っていくのがわかるのです。
そして10日間の高熱は止まりました。そうしたら次に私は庭に出たくなりました。それまでの私は、大きな庭を持ちながら手入れは庭師に頼んでいて、自分ではほとんど手入れをしていなかったのですが、急に庭に出て見たくなったのです。庭の中を歩き、座り、ヴィクトリアプラムが咲いていたり、クロッカスサティバが咲いていたりするのを見たら、目から涙が吹き出てきたのです。自然はありのままの私を受け入れ、愛してくれていることがわかったからです。どのような状態であっても。私はこの病気で2年間ほとんど仕事ができなかったものですから、そのことで罪悪感を感じていました。しかし自然はそんなことかまいません。そのままのあなたでいいのです。自然は受け入れてくれるのです。それが、涙が吹き出た理由です。その時、私を包む大きな光が見え、ホメオパシーを学ぶことに決めました。
そしてそれから4年間ホメオパシーを学び、大学院へも2年行き、ホメオパスになりました。日本からも多くの人が私の所に来ていたのですが、費用がとてもかかるものですから日本に帰ってきてくださいと言われました。日本に多くの患者さんがいましたから需要が増えてきたのです。そこで、患者さんに来てもらうのではなく、私が日本へ帰って患者さんを診ることに決めました。すると患者さんがもっと増えてしまったのです。私は当時朝8時から夜9時まで働いていました。毎日13時間です。とにかく多くの患者さんを診なければなりませんでした。そして段々と私は疲れ切ってしまいました。そこで私は学校を創ることにしました。そうしなければ、日本にはホメオパスが私一人しかおらず、沢山の患者を診なければなりませんから。1997年にロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシーという学校を設立しました。それから20年、私は日本で働いていますが、現在約600人のホメオパスが日本にはいます。彼らの中には時々海外で働いている方もいます。600人のホメオパスを育てるのに20年かかりましたが、価値のあることでした。彼らは優秀です。とてもよく働きますし、人間性も素晴らしい人たちです。私は、共感でき、共鳴できるホメオパスになるよう育てました。ご存知のように日本には多くの製薬会社がありまして、政府は2010年ですか、日本のFDA、厚生省が私にホメオパシーについて説明するよう連絡してきました。彼らとの話は2時間半かかりました。彼らは証拠を見せてくださいと言ってきたので、症例を22ケース見せました。難しいケース、アトピー、アレルギー、癌など様々です。私はそれらをDVDにして見せました。彼らは、「なるほど。ホメオパシーであなたの患者は良くなっているのはわかりました。」と言いました。そしてホメオパシーを代替医療のひとつとして登録することが決まりました。日本には鍼やマッサージなど19種類の代替治療が認められていますが、ホメオパシーはその中に入っています。そこにたどり着くまで私達はとても大変な思いをしました。今でもなお、反対派の方々はいます。製薬会社などですね。彼ら自身が私に直接反対してくるわけではなく、メディアやテレビなどを使って、酷い中傷をしてきたりします。JPHMAは苦情の手紙などを受け取りますが、それに対し戦うわけではなく、私たちは何をして、どういうことをしているのかという事を、丁寧に説明します。そういう努力の甲斐あって2010年に代替医療の1種として認められたのです。
しかし政府はまだホメオパシーの学校のレベルをまだ決めていません。私は教育のルールを決めたいです。それが私の目下の目的です。 
私は西洋の生活形式を理解しています。日本は未だに女は男より低いとこだわっています。それに高い教育を受けた人がいい仕事を得ることができます。多くの人は頑張って働いてもいい仕事がもらえません。インドのカースト制のようです。私は、日本に帰って多くの患者を診ていましたが、多くの日本人に共通する姿勢がある事に気がついたのです。1つは、ものすごく罪悪感が強いという事です。なぜなら第二次世界大戦後、常にアメリカが「パールハーバーを忘れるな」と言ってくるからです。その為、罪の意識が多いのです。そして二つ目は、医原病が多いという事です。ワクチン病、抗生物質病、ステロイド病などです。日本人は多くの薬を摂取しています。まるでご飯を食べるように、薬やピルやサプリメントなどを大量に摂っています。薬やワクチンの副作用のことなど、ほとんど知られていないのです。ですから多くの人がワクチンによる害や医原病に苦しんでいます。三つめは、多くの人の体は化学肥料や人工肥料などで汚染されているという事です。肥料や殺虫剤、除草剤など、農業の時点からすでに大量の化学薬品が含まれているのです。大根ひとつとっても、化学薬品まみれです。その上栄養価も低く、必須ミネラルや必須ビタミン、必須アミノ酸などが何も含まれていないのです。沢山の食物を食べ、日本食を楽しむのはいいことです、ですが栄養は全く無いのです。これが人々を病気にする大きな原因です。そこで私は10年前、自然農業をはじめました。私は6千平方メートルの広い農場を持っており、11人が一緒に働いてくれています。一方でホメオパスとしての仕事をし、一方で農民をやっております。そこで私はとても栄養のある、とてもおいしい、そしてとても安全な野菜を作りました。そこで私はエキナシアやカレンデュラ、ハイペリカムなどの薬草ハーブも育て、マザーティンクチャーも作っています。
私がZenホメオパシーを開発した理由は、この3つです。
1つに、罪悪感。自分に価値が無いと思う。もう生きていてもしょうがない。自分は美しくない。自分はだめだ。多くの患者がそう言うのです。しかし彼らはとても良い人達なのです。優しくて、美しい人たちなのです。日本人は主に落ち着いていて温和な人達なのです。彼らは自分の事が見えていない、自己評価がとても低いのです。ですから私は彼らを励ますのです。あなたは美しい。あなたは素晴らしい。あなたはとても心が温かい。私はあなたの愛を感じます。私はあなたを信じます。あなたも私信じることができます。このような事をインナーチャイルド癒しと呼びます。カウンセリングでは同種のレメディーを与えるだけでなく、彼らが彼ら自身を生きることができるよう勇気を与えてあげるのです。これがインナーチャイルド癒しです。言葉のレメディーと呼んでいます。ハーネマンもそういっています。これが私がするインナーチャイルド癒しです。
そして医原病はトートパシーで対応します。医原病を取り除くには、肝臓の力がないといけません。なので肝臓をサポートするマザーティンクチャーとレメディーを合わせて、「臓器のサポートティンクチャー」というものを作りました。
人々は栄養の無い野菜を食べているので、体にはミネラルが足りません。ですからティッシュソルトやミネラルのレメディーを与えなければいけません。カルカーブ、フォスフォラス、カルクフォス、マグネシウムなどのミネラルのレメディーです。朝はこういったミネラルのレメディー、夜はスタッフサグリアなどの植物やラカシス、シイピアなどの動物のレメディー、そして昼は傾向が出ているマヤズムのレメディーを与えます。例えば、胸部の問題に結核のノゾーズなどですね。これが3次元処方です。1つはその人の持つ傾向に、1つは今出ている症状に。怒っているならスタッフサグリア、などですね。もう一つは、なぜこの人は怒っているのか、それはマグネシウムが足り無いからです。その為に痛みが怒りを刺激して、出てくるのです。ですからマグネシウムを補わなければいけません。この処方をZenホメオパシーといいます。それにインナーチャイルド癒しを組み合わせたのです。私はインナーチャイルドをどのように癒したらいいのかクライアントに教えます。感情が出てきたらその感情を誰かにぶつけてしまうのではなく、書き出すのです。「私は怒ってる!なぜならあなたがあんなことやこんなことをしたからです!だから私はあなたが大嫌いです!」というふうに。誰かに対して直接言っているわけではありませんから、いいのです。これでカルマは形成されません。誰かを攻撃しているわけではありませんからね。何か感情が沸きあがったら、全部書きましょう。「お前なんか殺してやりたい!」と思った。いいんです。書きましょう。どんな感情でもいいのです。そう感じているのですから。と、こういう風に伝えるわけです。
ですから、同種のレメディーをひとつ探すというだけでは全くないわけです。もっとしなければいけないことがあります。私は時々、患者と一緒に泣きます。患者の方々は辛い日々を過ごされていることが多いですから、聴いていると共感する気持ちが沸き起こり、私は涙を抑えることができません。本当に大変な人生を歩まれていますから。それでも彼らは自殺することなく生きています。よくやったね!と私は褒めてあげます。そして、今までの人生本当に辛いことばかりだったのだから、これからの人生はもっと良くなる、今までより幸せな人生になるよ、と言ってあげるのです。あなたは幸せになる権利がある、と。
私達は広島、長崎と2回、原子爆弾による災害がありました。長崎はプルトニウム、広島はウラニウムで違うものだったのです。そして今回の福島は、セシウム、プルトニウム、ラジウムブロムと他にも多くのものがありました。
なぜ日本はこう多くの原子的災害があるのでしょう。私はこのことについて深く考えました。私達は第二次世界大戦に敗れ、尊厳を失いました。自己評価、日本人であることは良い事だという気持ちを失いました。そして現代的に、西洋的になってきました。神道などにある日本人特有の繊細な信仰心は、神や自然や土にいる微生物や、目では見えませんが私たちの周りにある大いなるものの力を感じていたのです。しかし今は多くの人、ほとんどの人が目に見える物質だけを信じています。製品やお金、大きな家や車。物質的なものばかりです。これはあまり日本人的精神ではありません。資本主義や唯物論には合うでしょう。でも日本的ではありません。日本人は皆おとなしい傾向がありますから、自然の神から、自分の中の気というか力から、「生き残るように」と言われていることを解っているのです。しかしそれも失いました。今はとてもお金指向(思考)になってきてしまっています。ですからこの災害は、神がもう一度私たちに信仰心は大事だと、見せる為に起こしたのだと思うのです。もう一度神道の教えに戻って、仏教の教えに戻って、祈り、感謝する気持ちを取り戻すようにと。ですから多くの人が神社や寺へ行き、救ってくれてありがとうございましたと言いに行ったのです。ですが私達はこの気持ちを、70年前に無くしてしまったのです。
私達の精神は殆ど壊されてしまったのです。
私の夢は、、、 多くの人が可能性を秘めていますが、まだこの可能性を活かせていません。ですから、私は全ての人が自分自身を愛し、自分自身を信じること。これが生きる最高の道です。自分を愛し、自分を信じ、そして初めて他の人を愛することができ、他の人を信じることができるのです。これですべて解決できます。対立や怒り、憎しみ、そのような感情を持っているのなら、もし愛されたい、誰かに愛されたいという気持ちを持っているのなら、聞いてください。
答えはあなたの中にあります。なぜあなたはそんなに動揺しているのか、なぜあなたはそんなに怒っているのか、なぜそんなに悲しいのか、なぜそんなに愛が欲しいのか、自分自身に聞いてください。答えは出てきます。
「お願い、誰か私を愛して」ではなく、どうぞ自分で自分を愛してください。そうすればあなたは満たされます。そして他人に愛を与えられるようになります。愛は与えるものであって、得るものではありません。愛し、愛し、愛すのです。愛はたくさんあげてもなくなりません。無限です。愛には力があります。もしあなたが自分を愛するなら、自分を信じるなら。
これが私から皆さんへのメッセージです。どうもありがとうございました。
(和訳転載ここまで)